アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の日記です。

山岳保険とココヘリでダブルで安心!遭難捜索費用と行方不明者の最後

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「滑落・遭難事故の捜索・救助費用ってどれくらいだったんだ?」、「遭難して発見されなかった場合の経済的負担は?」を書いてきましたが、今回は「遭難捜索救助費用のリスクをどのように減らすか!?」、「最終的に行方不明者はどうなるのか?」について書いてみたいと思います!

 

 

◎前回までに書いた記事になります!

 

aohige0718.hatenablog.com

 

aohige0718.hatenablog.com

 

 

山の中で「道迷い」や「滑落」してしまい、自力で下山できなくなると「捜索」が始まりますが、それに伴い非常に高額な「捜索費用」が発生する恐れがあり、遭難したまま見つからないと、前回記載した通り、最低でも7年間は生命保険やその他の優遇処置が受けれない事態になってしまいます。

 

 

経済的に非常に困窮することが予想されますので、それに備えて何をすべきか!?となると、やっぱり「山岳保険」に加入するしかありません。

 

 

しかし、その山岳保険で全てが賄えるのか!?を考えると非常に怪しい部分もございます。

 

 

まずは、「救助費用のリスクをどのように減らすのか?」を「山岳保険」についてと「それ以外の手段」から書いてゆき、最後に「最終的に行方不明者はどうなるのか?」を触れていきたいと思います。

 

 

まずは山岳保険ですが、実は2種類あることをご存知でしょうか!? 

 

 

保険内容はほぼ変わらないんですが、「年間契約」と「1日契約」がございます。

 

 

一番馴染み深い年間契約の山岳保険ですが、こちらは私が説明する必要がないほど有名ですし広く知られておりますよね!

 

 

一番メジャーな保険としては、「日本山岳救助機構会員制度」「JRO(ジロー)」が有名ですよね! 

 

 

ちなみに、「ラーメンジロー」や「冠二郎」とは全く関係ございませんので、念の為記載しておきます(笑) 

 

 

気になる「JRO」の加入費用は、初回の場合は入会金2,160円(初回のみ)、会費は年間2,160円で、合計4,320円(税込)になっております。

 

 

また、救助費用の実績に基づき、別途「事後分担金」の追加費用が発生する仕組みになっており、過去の実績からすると、だいたい1,000円位で収まっております。

 

 

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そこら辺を加味すると、初年度は、4,320円+事後分担金約1,000=約5,320円(税込)

 

2年目は、入会金がなくなり、会費2,160円+事後分担金約1,000円=約3,160円(税込)になります。

 

 

なお、捜索・救助費として、330万円まで補填してくる契約になります。

 

 

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f:id:aohige0718:20170602205654j:plain※日本山岳救助機構会員制度より出典 
 

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そして「1日保険」ですが、こちらも各社色々とプランが有ったりします!

 

 

登山愛好家にとって馴染みがあるメーカーである「モンベル」でも、山岳保険を取り扱っております。

 

 

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宿泊日数や、保険の内容によって補償も違ってきますが、保険料500円で、結構良い保証がついてきます。 

 

 

250円と言う保険料のプランもありますので、簡単な日帰り登山ならこちらでも良いかな~っと思います。 

 

 

また、「モンベルポイント」も付加されますので、さらに割安になるのは嬉しいですよね♡

 


しかし、こちらのプランだと「遭難捜索費用」が補償されておらず、そちらが含まれたプランだとお値段がモリッと上がり、こんな感じになります !

 

 

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※モンベルより出典 

 

 

捜索費用の保証が100万円だと、保険料が2,000円ですので、圧倒的にジローの方が割安になります。 

 

 ※ピッケル、アイゼン、ザイル、ハンマー等の登山用具を使用する山岳登はん等の事故については、「救援者費用等補償」で補償されません。

これら登山用具を使わない、無雪期の一般登山道を歩くだけなら、一番最初に記載した「野遊び保険」で捜索・救助費用も保険で賄ってくれます。

 

 

また、ヤフーやソフトバンク等も、似たような保険があります。

 

 

ヤフーの場合だと、「山大好きプラン」と言う保険が発売されていて、保証の内容によって、330円~1,070円で選べる感じです。

 

 

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※ヤフーより出典

 

 

私は、ガッツリとテント泊縦走する時に、こちらの保険を掛けて、保証を厚くすることがございます。


 
 
また、似たような保険をソフトバンクでも発売しており、こちらも300円~600円でプランがある感じです。 

 

 

f:id:aohige0718:20170602214831j:plain※ソフトバンクより出典 

 

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年間契約の「ジロー」とモンベルの1日プラン500円と比較するとこんな感じになります。

 

 

ジローの初年度は約5,320円ですので、それを500円で割ると=10.6/日になりますので、 山登りを年間11日以上やられる場合は、ジローの方がお得と言えます。

 

2年目以降は、ジローの費用は約3,160円ですので、500円で計算すると=6.2/日になります。

 

しかし、「捜索費用がない保険に意味があるのか」といった疑問も有りますし、捜索以外の保障が薄いジローだと不安な部分もありますよね。

 

 

なので、「遭難者の捜索費用」をメインに考えるならジロー、登山中の怪我や入院、死亡した時の補償は1日プランなどの「国内傷害保険」の方がメリットがある感じですかね。 

 

 

お互いを補完する意味合いで、長い期間縦走する時などは、「ジロー+1日保険」で保証をパワーアップさせるのも効果的だと思います!

 

 

しかしながら、最初に計算した「捜索・救助費用」を考慮に入れて保険の補償内容を見てみると、ジローの捜索費用代として330万円出ますが、それでも足りないことが分かります。

 

 

全て民間で捜索すると、1日辺り「260万円前後」費用が掛かるかと思われ、330万円だと2日分にもなりません。

 

 

ただ、最初の1週間前後は、「警察」、「消防」等の公的機関が行方不明者の捜索をしてくれますので、その点も考慮すると、保険の補償をどこに重きを置くか迷ってしまいますよね。

 

 

「生命保険」に入っているのであれば、「捜索費用」に厚い補償のものが無難かも知れませんよね。

 

 

遭難した登山者を捜索するうえで大活躍する「ヘリコプター」ですが、そちらでの捜索に特化したプランがあったりします。

 

 

「COCOHELI(ココヘリ)」と言うサービスなんですが、加入者にビーコンみたいな「発信機」を無償で貸してくれて、その電波を使って遭難者の居場所をヘリコプターで特定してくれるものになります。

 

 

気になる費用ですが、こんな感じになっております。 

 

 

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ココヘリより出典 

 

 

初年度のみ入会金がありますが、2年目以降から3,650円なんで、1日10円の費用負担でヘリで捜索してくれます。

 

 

1分1万円する高額なヘリコプターでの捜索を、割安で使えるのは非常にメリットがありますよね!

 

 

そんなサービスですが、Amazonでも購入でききたりします。

 

 

かなりの確率で遭難者を発見してくれそうなシステムですが、若干、微妙な点もございます。

 

私が気になった2つの点を書いてみたいと思います!

 

 

● 捜索ヘリの出動時間が「午前8:00〜日没まで」になっております。

 

何故微妙と感じたかと申しますと、「緊急用のコールセンター」に連絡して初めてヘリコプターでの捜索になると思われ、山の中だと携帯の電波が届かない所も多く、家族が異変に気付くのは夜になってからだと思われます。

 

夏ならまだしても、寒い時期に山の中で一晩過ごすのは致命的になる事もあるかな~と思ってしまいました。

 

 

● ヘリコプターで捜索してくれますが、発見しても救助はしてくれません。

 

発見すれば、直ぐに警察・消防に居場所を引き継いでくれるそうですが、発信機を警察・消防に渡せば話が早いのでは?と、思ってしまったヘソ曲がりな私です(笑)

  

 

それでも、1日10円で捜索し短時間で発見される確率が上がるなら「安い投資」であるともいえます!

 

災害でもそうですが、「72時間の壁」といって、その時間を過ぎると一気に生存率が低下すると言われております。

 

居場所さえ分かれば大規模な捜索をしなくてすみますし、警察・消防が捜索をしてくれる1週間以内に見つかる可能性も高まりますので、山岳保険の補償内で費用の方も済むかと思います。

 

そう考えると「登山用の保険(ジロー)」+「KOKOHELI(ココヘリ)」で登山におけるリスクが相当低減されますよね。

 

 

初年度はアレですが、山岳保険とココヘリをセットにしても、年間7,000円前後で安心を変えれば安い買い物なのかも知れません。

 

 

長期の捜索は非常に高額になりますので、いかに短期間に見つけだすかかが色々な意味で重要なことですよね。

 

どんなスタイルで山登りをするかによって、リスクも色々変わってきますので、自分に合った保険に加入することが大事ですよね~。

 

山登りを始めたばかりの方は、山岳保険(登山保険)に入ってなく、 無保険の方も多いと思いますが、とりあえず「1日保険」をうまく利用してリスクに備えるのもアリだと思います!

 

今回、調べてみて「KOKOHELI(ココヘリ)+「年間or1日保険」のセットが良いのかな~っと感じた次第です。

 

 

最後になりますが「最終的に行方不明者はどうなるのか?」を簡単に触れて終わりにしたいと思います。

 

 

3回にわたって書いた内容を、「時系列」で纏めてみると、こんな感じになるかと思います!

 

遭難発生  →  捜索開始  →  7日目前後:警察・消防等の公的機関の捜索打切り  →  民間による捜索  →  2週間後(?):資金難で民間の捜索も中止  →  家族・友人等によるボランティア捜索  →  7年後:家庭裁判所で「失踪宣告」(死亡確定)  →  50年後:遭難者を知る者がいなくなる  →  100年後:ふとしたキッカケで死体を発見。

 

 

100年後の時点では、どのような扱いになるのか!?

 

 

かなり気になりますよね???

 

 

そちらにつては、下記記事で書いてますので、興味がある方は読んでみて下さい。

 

こちらの記事を読んで頂けると「遭難発生~身元不明の死体発見」迄の全てが繋がるかと思います!

 

 

aohige0718.hatenablog.com

 

山で遭難してしまい、生きている信でいるか分からない状態になってしまうと、残された家族や親族・友人にとっては、経済面もそうですが、精神的にも大きな傷にを負う事になってしまいます。

 

 

死亡が確認されれば、ある程度時間が解決してくれる部分がありますが、それが出来ないと「心の整理」が何時まで経ってもつきませんしね。

 

 

好き勝手な事をズラズラと書いてしまいましたが、登山と言う趣味は色々とリスクが高く、そして「金食い虫」であると改めて実感した次第です。

 

 

リスクに対する考え方は人それぞれだと思いますので、どれが良いかと言うのは難しいですが、今回書いた記事が何かの参考になれば幸いです。

 

そして、懸命な捜索にも関わらず、未だ発見されていない数多くの遭難者が、1日でも早く家族の元へ戻れる日を切に願っております。

 

 

楽しく登り、楽しく下山し、楽しい山での思い出をモリモリと残していきたいもんですよね!