- 笠取山奥秩父2泊3日テント泊縦走について
- 笠取山・奥秩父登山の日程・天候・メンバー・アクセス
- 笠取山・奥秩父登山のコースタイムと立ち寄り温泉・ルート・標高差
- 西破風山~東破風山~雁坂嶺~雁坂峠までのテント泊登山の様子
- 水晶山~古礼山~笠取山~水干~雁坂小屋までのテント泊登山の様子
- 雁坂小屋~ヤブ沢峠~白沢峠~円川バス停までの登山の様子について
- まとめ
笠取山奥秩父2泊3日テント泊縦走について
今回は、残雪期に縦走した奥秩父2泊3日テント泊登山の続きになります!
乾徳山から入山し、黒金山を経由して奥千丈岳~北奥千丈岳~国師ヶ岳~甲武信ヶ岳を縦走し、よ~やく笠取山の近くまで来る事ができました!
笠取山は、奥秩父の山々の中でも特に好きな山になるのですが、山頂からの富士山・大菩薩嶺の景色が素晴らしく、特に日没・日の入りの時間は格別です!
そんな笠取山を目指して乾徳山から進んだものの、思った以上に奥秩父縦走路の積雪が多く、時間が掛かってしまい、結果、当初の予定からだいぶ遅れてしまったのですが、それでも無事に下山ができて良かった感じです。
今回の奥秩父テント泊縦走の後編は、破風山避難小屋~西破風山~東破風山~雁坂嶺~雁坂峠~水晶山~古礼山~燕山~笠取山~水干~雁坂小屋~ヤブ沢峠~白沢峠~円川バス停までの登山になります!
テント泊縦走の後半は、雪が少なくなり歩きやすくて良かったのですが、2日間であまり距離を稼げなかったのが影響し、最終日の行程がだいぶ長くなってしまい、最後のほうが白目・泡吹き状態での縦走になりました・・・。
そんな感じで、前回の奥秩父テント泊縦走の続きに移らせていただきます!
そしてこちらが、笠取山を目指してスタートした奥秩父2泊3日テント泊縦走登山の前回の記事になります!
前編は、徳和から入山し、乾徳山~笠森山~黒金山~大ダオ~トサカ~ゴトメキ~シラベ平~奥千丈岳で幕営した記録になります!
中編は奥千丈岳~北奥千丈岳~国師ヶ岳~東梓~富士見~水師~甲武信ヶ岳~破風山避難小屋で幕営した記録になります!
奥秩父縦走路の核心部の区間になりますので、テント泊での登山の参考になれば幸いです!
笠取山・奥秩父登山の日程・天候・メンバー・アクセス
登山日程:5月02日(金) ~5月04日(日)
天 候 :5月4日晴れ
メンバー:登山仲間のkさんと私の2名
交通手段:笠取山・奥秩父登山のアクセスですが、白沢峠登山口から徒歩で約15分の場所にある「円川バス停」より乾徳山登口バス停まで山梨市営バスにて移動しました。
バスの運賃は200円になります。
※周辺は田舎時間が適用されますので、バスの時刻表通りに到着することは稀です。
前編・中編でも記載の通り、奥秩父の山は、このGWの時期は夜になると天気が悪くなることが多いです。
風も強くなりやすいので、テント泊をするときは飛ばされないようにしっかり固定してください。
笠取山・奥秩父登山のコースタイムと立ち寄り温泉・ルート・標高差
5:30 破風避難小屋 → 6:33 西破風山 → 7:59 雁坂嶺 → 8:28 雁坂峠 → 10:02 古礼山 → 11:10 雁峠 → 11:40 笠取山 → 11:59 水干 → 12:18 笠取小屋 → 13:08 鳥小屋分岐 → 14:39 白沢峠 → 16:05 白沢峠登山口 → 16:18円川BS
こちら後編で歩きました破風山~雁坂峠~笠取山~笠取小屋~白沢峠テント泊登山のコースタイムになります!
前編・中編と比較して、積雪がだいぶ少ない区間だったことが幸いし、コースタイムに近い時間で歩けていると思います。
また、笠取山の下山後に立ち寄った温泉がこちらになります!
白龍閣(日帰り温泉・宿泊も可能)
白龍閣は、滝が見える露天風呂がありまして非常に良い温泉です。
日帰り温泉のお値段も時間制限なく500円と格安です!
シャンプー・リンス・石鹸も備え付けられてますので手ぶらで大丈夫です!
白龍閣は駐車場もそこそこ広いので、下山後の温泉に便利だと思います!
そしてきちらが前編・中編で登山をした乾徳山~奥千丈岳~北奥千丈岳~甲武信ヶ岳~笠取山~白沢峠までの登山ルートと標高差になります!
後編で歩いたルートは、破風山避難小屋~西破風山~東破風山~雁坂嶺~雁坂峠~水晶山~古礼山~燕山~笠取山~水干~雁坂小屋~ヤブ沢峠~白沢峠~円川バス停の区間になります!
破風山避難小屋~雁坂峠~笠取山までは、奥秩父主脈縦走路になりますので、ルートは明瞭です。
しかしながら、標高差の通り、アップダウンが結構強烈ですので、距離の割には時間がかかるコースになります。
また、白沢峠~円川バス停の区間は、道が荒れていて幅も狭く、滑落に要注意になります。
白沢峠~円川バス停のルートは、あまり歩く人もいませんので、十分気を付けて使ってください。
西破風山~東破風山~雁坂嶺~雁坂峠までのテント泊登山の様子
そんな感じで笠取山を目指しファイトモッコリ!!な感じに登って西破風山でございます!
破風山避難小屋から西破風山までの急登が寝起きには非常にキツイ感じでした。
心臓の毛が破けて風が吹き抜ける感じの急坂でした(>_<)
上手い事を書いたつもりが、全く纏まりがないですね(笑)
西破風山周辺から綺麗な富士山を見ることができました!
奥秩父の山並みも素敵でよね須~!
それにしても、寝癖なんだか板前さんなんだかよく分からない髪形になっておりますね~♡
富士山の裾野に負けないくらいの刈上げの角度ですよね~(笑)
ここ数日悶絶していた乾徳山~奥千丈岳~北奥千丈岳~甲武信ヶ岳等の奥秩父の山々が綺麗に見えました!
アソコをグルッと周回したんだね~~っと思うと感慨深いです。
その代償として、雁坂嶺で二人してグロッキー状態でした(苦笑)
雁坂峠まで、結構きついアップダウンが襲い掛かってきます・・・。
破風山避難小屋から先も雪が多くかなり歩きにくかったです。
笠取山まで先が思いやられます・・・。
よっ!富士山!!!
この景色が唯一の希望ですね~(´∀`*)
本当に富士山が綺麗に見える縦走路でございます!!
最高の天気でございます!!
こんな感じの笹の草原が見えてくると雁坂峠は近いです!
西破風山から雁坂峠は、近いようで地味に遠く、精神衛生上よろしくございません。
よ~やく日本三大峠の1つ雁坂峠でございます!
ここから雁坂小屋までは、下りで8分位の道のりです!!
GWの頃は、まだ残雪が凄く、軽アイゼンがないと雁坂小屋まで行けれないことがあります。
樹林帯で日が当たらないので、結構遅くまで雪が残っております。
奥秩父縦走路から外れたところに小屋がありますので、テント泊で奥秩父を縦走するとスルーしてしまいます。
雁坂峠付近からの雁坂嶺と破風山の山並みでございます!!
雁坂峠付近から見る景色が好きなんですよね~(´∀`*)
しかしながら、甲武信ヶ岳から雁坂峠までは奥秩父主脈縦走路の中でもかなりヘビーな区間だと思います。
雪があると時間が非常に掛かるルートになりますので時間にゆとりを持って臨んでください!
水晶山~古礼山~笠取山~水干~雁坂小屋までのテント泊登山の様子
雁坂峠から水晶山までも地味に登り体力を削り取っていきます。
水晶山から下って登ると富士山の景色が素晴らしい古礼山になります。
「ふるれいやま」か「これいさん」で意見が別れましたが、正解は「これいさん」でした!
巻き道があるんですが、古礼山の山頂は富士山・奥秩父の展望が素晴らしいので、巻かずに登ってください!
こんな感じの景色を古礼山の山頂から見ることが出来ます!
少し離れた所にベンチもありますので、「ピクニックごっご」するには最高の舞台だと思います!
ここで幕営出来たら最高なのにな~って思ってしまいました。
きっと、新たな恋が芽生えると思われるロケーションの良さでございます(笑)
女性はどうだか分かりませが、私は簡単に恋に落ちてしまうと思います!!
なにをアピールしているのか良く分かりませんが、笠取山が見えてきました!
笠取山は、お山らしい綺麗な山容をしてますよね~!
遠くから見ても直ぐに分かる山容ですが、登るのがちょっと嫌な急斜面ですよね・・・。
段ボールを使って、シュ~~~っと滑り落ちたい感じの角度でございます!
ま~私の刈上げの角度と比べたら鼻くそみたいなものでございます(笑)
下に見えているのが雁峠です。
見えている雁峠から右手に5分位の所に水場があります。
チョッと飲むのを躊躇してしまうロケーションなのですが、そこそこ冷たくて美味しいお水です。
小さな分水嶺で「反省」してました。
多分、「富士川」に向かって「反省」していると思われます。
※こちらの分水嶺に降った雨は、落ちた場所によって「荒川」、「富士川」、「多摩川」のどれかに流れていきます。
さ~~笠取山へテイクオフでございます!!
体を張って実践してくださったKさんでございます。
こんなお姿を見た僕は、どうしたらよいのでしょうか???(笑)
上にまたがって、「空も飛べるはず」でも唄った方が良かったでしょうか???
とりあえず、48手で頑張ろうと思います!!(?)
笠取山目指してグングン高度を上げていくと素晴らしい景色が見えてきました!
薄っすら、今回のゴール地点が見えてますね~~
まだまだ近いようで遠いですね~~
そんな感じで笠取山山頂でございます!
笠取山は双耳峰でして、こちらが西峰になります。
西峰の方が展望良好です!
東へ少し進むと笠取山東峰になります。
なんだかチンピラみたいなサングラスのオジサンが絡んでますね~
も~我慢できなかったみたいで、ピー♬ピー♪ピー♩ピ~の連続でした♡
折角なので、笠取山の近くにある多摩川の源流である「水干」に寄ってみました!
「みずひ」と読むんですが、ついつい「みずほし」と読んじゃうんですよね~~
「すいせん」と読まないだけ、まだマシですかね?(笑)
なんかあったみたいです。
そんな姿を見て、優しく微笑んでおりました(笑)
※こちらが多摩川の最初の一滴の場所になります。「一滴」と言うよりは「モッコリ」って感じですよね。
雁坂小屋~ヤブ沢峠~白沢峠~円川バス停までの登山の様子について
笠取山から下り笠取小屋からヤブ沢峠を経由して白沢峠へ進んでいると、ランボーが攻撃し大破したトラックがありました。
「怒りの脱出!」の最中なのかも知れません(?)
白沢峠には、藤原さんが乗っていそうなトッラクが大破してました。
こちらは、ショッカーの「無慈悲な攻撃」を受けてしまったのでしょうか・・・
「仮面ライダー頑張れ!!」と、応援する手に力が入りました(?)
白沢峠からは道が悪くなります。
滑落すると大怪我では済まいので要注意です。
どっからあのトラックは来たんでしょうかね~~
「ヤキソボーイ」でエクストリームをしている位ですから、こんなの訳ないですかね(?)
そんな感じで悪路の白沢峠無事に円川バス停に到着できました!
当初の計画だと、も~少し歩くつもりだったんですが、体力・気力ともに力尽き・・・
もう少し楽な行程かな~っと思っていたんですが、登山は歩いてみないと本当に分からんですよね~~
まとめ
最初は、単独で乾徳山~奥千丈岳~北奥千丈岳~甲武信ヶ岳~笠取山縦走を行くつもりだったんですが、Kさんに参加してもらって大正解でした!
今日も、山は雪が降っているとかと思われますので、今年の「奥秩父主脈縦走」は、かなりハードになるんじゃないかな~っと推測しております。
個人的には、今回のルートは3泊4日のテント泊がノンビリ出来てお勧めです!
また、季節を変えて乾徳山~奥千丈岳~北奥千丈岳~甲武信ヶ岳~笠取山へテント泊で縦走したいと思います!
4泊5日のテント泊で奥秩父主脈縦走路を歩いたときの記事になります!
こちらのテント泊縦走が、私のテント山行のデビュー戦になります。
悪戦苦闘しながら奥秩父の山々を縦走した記憶に残る山行でございます。