アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

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飯豊連峰テント泊縦走!飯豊山荘~大嵓尾根~飯豊山~飯豊山本山小屋(前編 )

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飯豊山からの景色

 

 

 

 

飯豊連峰テント泊縦走について

大好きな「飯豊連峰」へ2泊3日でテント泊縦走した時の登山について今日は書きたいと思います!

 

稜線フェチな私にとっては、飯豊連峰は憧れの山脈だったのですが、念願叶ってよ~やく登れた感じです。

 

飯豊連峰は、交通の便が非常に悪く、私が住む神奈川から行くと、やたら遠いお山なので、登ってみたいけどだいぶ前から二の足を踏んでおりました・・・。

 

東北のお山はどれも素晴らしく、色々と登ってみたいお山が多いものの、交通の便の悪さがネックでございます・・・。

 

そんな行き難い飯豊連峰の登山なのですが、 折角なので思おう存分楽しもうとなり、2泊3日のテント泊で臨んでみました!

 

テント泊縦走という事で、行程も少し長いので、今回も「前・中・後編の3部作」でいかせていただきます。

 

前編の今回は、飯豊山荘から出発し、大嵓(ダイクラ)尾根~飯豊山~飯豊山本山小屋でテント泊になります!

 

こんな飯豊連峰テント泊縦走の前半戦になりました!

 

飯豊連峰テント泊縦走登山の詳細とアクセス・駐車場・飯豊山荘登山口付近地図

登った日:9月13日~ 9月15日

天  候:9月13日曇りのち晴れのち雨

メンバー:私と登山仲間のkさんの2名

 

こちらが今回の飯豊連峰テント泊縦走の登山の詳細になります!

 

9月に登山をしたのですが、日中は暑いものの、朝晩は結構冷え込みました。

 

山小屋泊とは違い、テント泊は冷え込みますからね~

 

今回は、飯豊本山小屋でテント泊をしたのですが、このテント場は風の通り道になります。

 

朝晩は特に風が強くなりますので、テントをしっかりと固定して、吹き飛ばされないように注意して下さい!

 

そして飯豊山へのアクセスと駐車場ですが、今回は飯豊山荘を起点に致しました。

 

 

こちらが飯豊山荘周辺(登山口周辺)の地図になります!

 

飯豊山の山口付近にある山小屋ですので、利用者が結構多く驚きました。

 

道が少し狭いところがあるものの、登山口まで問題なく車でアクセスすることが出来ました。

 

そんな飯豊山縦走の拠点になる飯豊山荘ですが、今回は小国側より入りまして、山荘横の駐車場を利用致しました。

 

飯豊山荘の駐車場は、そこそこ広く無料で開放されております。

 

飯豊山荘の先、ゲート手前の駐車場までは問題なく行けれます。

 

 

飯豊山本山小屋のテント泊(トイレ・水場)について

飯豊山本山小屋に幕営指定地(テント場)がありまして、テント泊料金は1,000円/日になります。

 

飯豊山本山小屋の水場は、テント場から近いのですが、トイレが非常に遠いのがネックです。

 

水場は近いものの、チョット道が悪いので滑落しないように注意して下さい!

 

また、上述してます通り、テント場は風の通り道のため、非常に強い風が吹き抜けます。

 

岩陰にテントを張った方が良いと思います。

 

夜中、飯豊山本山小屋のテント場はかなり風が強くて寝られませんでした。

 

飯豊山大嵓尾根のコースタイム・ルート・標高差

飯豊山荘駐車場 5:30 → 10:52 宝珠山 → 12:59 飯豊山 13:11 → 13:28 飯豊山本山小屋(泊)

 

こちらが、今回テント泊縦走で歩いたコースタイムになります。

 

飯豊山の登山ルートの中でも屈指の難ルートである大嵓尾根(だいぐらおね)をテント泊装備で歩いたのですが、想像以上に辛い道のりになりました。

 

大嵓尾根は、急登の連続でアップダウンも激しくルート上に水場が乏しく、テント泊上級者向きのコースだと思います。

 

テント泊装備とはいえ、登山口から飯豊山本山小屋まで8時間掛かっております。

 

コースタイムにに余裕をもって飯豊山本山小屋を目指してください!

 

そしてこちらが飯豊連峰テント泊縦走で歩いたコース・標高差になります!

 

飯豊連峰2泊3日テント泊縦走のコース・標高差

 前編は、飯豊山荘から出発し大嵓尾根をひたすら登り飯豊山~飯豊山本山小屋までの区間になります。

 

標高差の地図の通り、大嵓尾根は急登の上、距離も長いコースになっております。

 

テント泊をした飯豊山本山小屋まで非常に遠く、白目・泡吹きの刑に服しました・・・。

 

飯豊山荘~大嵓尾根~飯豊山~飯豊山本山小屋のコース状況

今回歩いた飯豊連峰のコース状況について簡単に触れたいと思います!

 

出発地点である飯豊山荘から少し進むと吊橋がありまして、そこから大嵓尾根がはじまります。

 

この吊橋は、川が増水すると渡れなくなるので注意して下さい!

 

大嵓尾根は、いきなり急登の連続で、アップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。

 

飯豊山までは、一部登山道が崩れ、足場の確保が困難で危険な個所もありますので、慎重に進んで下さい。

 

大嵓尾根は、思った以上に長く険しいルートですので、時間に余裕を持って臨んで下さい!

 

 飯豊山本山小屋まで、重いテント泊装備だったので、かなり大変でした・・・。

 

 

飯豊山荘から大嵓尾根までの登山とルートの様子

大嵓尾根からスタート

 今日は、悶絶急登と名高い大嵓尾根からスタートです!

どんな白目になるのやら・・・。

無事に飯豊山本山小屋まで辿り着けるのか・・・。

飯豊山荘からここまでは、美しいブナ林で癒されました!

 

 

大嵓尾根までルートは明瞭

飯豊山荘から暫くは癒しの森林歩きなのですが、段々と道が悪くなります。

大嵓尾根までルートは明瞭でした。

 

 

吊橋

 少し前までは、こちらの吊橋が増水の影響で渡れなかったみたいです。

吊橋が復旧したおかげで沐浴しなくて済みました。

大嵓尾根に取り付く前からかなり大変でございます・・・。

 

 

綺麗な水

 綺麗な水でございます!!

透き通っていて冷たそうですね~~

河原でテント張ってノンビリするのもアリですね!

 

 

大嵓尾根急登

吊橋を渡ると、大嵓尾根が始まります!

いきなり目玉が飛び出すほどの急登が始まりました・・・

先が思いやられますね~・・・。

 

 

大嵓尾根池

 貴方がさっき落としたのは白目ですか?それとも目玉のオヤジですか?と、妖精が出てきそうな池でした!

 大嵓尾根は急登ですが、色々な表情を持っている尾根で、登っている最中は飽きませんでした!

ただ、飯豊山までひたすら遠いです!

 

 

大嵓尾根の急登ルート上の景色

 いや~~気持ちの良い青空です!

相変わらず大嵓尾根の急登が続きますが、一瞬の癒しの時間でした!!

 

大嵓尾根の水場と宝珠山までの登山とルートの様子

大嵓尾根で唯一の水場

大嵓尾根で唯一の水場です!

水場は左の方へ下っていきます。

地味に下るので水の補給はしませんでしたが、水の流れる音が聞こえてきました。

 冷たくて美味しい水らしいので、忘れずに給水して下さい!

登山道のルート上にシッカリと水場の道標があるので分かりやすいと思います!

 

 

大嵓尾根水場付近の登山者

 「大嵓尾根の急登最高!!」と、ドMっぷりを発揮しているKさんです。

ドン引きですね(苦笑)

 

 

大嵓尾根で変身

 とりあえず、私は大嵓尾根で変身してみました。

 飯豊山ではどんなポーズで変身しようかな♡

 それよりも宝珠山の登山に集中しないと・・・。

 

 

飯豊山と間違えてしまう宝珠山景色

「アッ!UFOだ!いや、あれが飯豊山だ!!」っと思ったら、雲の中に隠れ、遙か先だと知らされてショックを隠せない図です(笑)

 雲の付近に見えているお山は飯豊山ではございません・・・。

見えている山は、宝珠山かと思われます。

 

 大嵓尾根デジャブ

 大嵓尾根の水場からは、同じ様な登山道と景色が延々と続きます。

「デジャブ」って、今日の日の事をいうのでしょうね~~~

 

 

大嵓尾根キツイ登山道

 ど~やらアレを登って下って、さらに登って・・・う~~考えたくないです(>_<)

 飯豊山には何時に着くのでしょうかね~・・・。

大嵓尾根のコースタイムからすると、かなり遅い時間の到着になりそうですね~

 

 

巻き道知らずな大嵓尾根

 登っても下っても中々飯豊山に着きません・・・。

さっきから絶望してしまう景色が広がっているんですが・・・

 勿論、見えているお山もきっちり登ります!

巻き道知らずな大嵓尾根でございます。

飯豊連峰テント泊縦走は、相当体力と気力が必要ですね~

 

 

大嵓尾根歩きは飯豊連峰の展望が良い

 大嵓尾根歩きは展望が良いのが救いですね~!

2泊3日のテント泊とは言え、装備が増えてしまいます。

テント泊装備で、この大嵓尾根を登って飯豊山に行くのは、も~懲り懲りですねf^_^;

 

 

飯豊山お花

 大嵓尾根でなんかお花咲いてました。

そんな姿に優しく微笑んでおきました♡

返事がなかったのは、お察しの通りでございます。

 

 

飯豊連峰の雪渓を眺めていたピーク

 振り返ると、先ほど雪渓を眺めていたピークが堂々と鎮座しておりました!

だいぶ登ったのに勿体ない限りです・・・

 

 

飯豊連峰周辺も山深い

 アッチの尾根も登ってみたいな~って考えながら現実逃避しておりました(笑)

飯豊連峰周辺も山深いですよね~

 

 

大嵓尾根は熊が出そうで怖かった

 人も少なく、自然モッコリで、なんだか大嵓尾根は熊が出そうで怖かったです。

この辺も熊の出没が多いみたいですしね。

利用する場合は、熊に要注意です!

 

 

宝珠山肩

 やっと宝珠山か!と思ったら喜びから絶望へ変わる「肩」の1文字が・・・

これほど「肩」を憎んだ日はございません(>_<)

 

 

大嵓尾根滑落注意

宝珠山の山頂まで、まだまだ急登が続きます・・・。

雪が残っていると、この周辺はかなり痺れる感じになるかと思います。

滑落に気を付けて下さい!!

 

 

真ん中の平べったいピークが飯豊山

 も~ヤケクソになっていた時間帯です!!

真ん中の平べったいピークが飯豊山ですかね!?

手前の山が目指す宝珠山になります。

も~この辺りは地図を広げる元気もありませんでした・・・

 

 

飯豊連峰の至福の稜線

 いや~~飯豊連峰の至福の稜線が見えてきました!

若干、雲のモザイクが濃いいですが、得意の「脳内変換」があれば全く問題ございません!

 

 

飯豊連峰の綺麗な景色

 いや~飯豊連峰の綺麗な景色が見えてきましたね~!!

大嵓尾根を登らないと見れない風景ですよね~!!

苦労の甲斐がありますなー!!

 

 

ゴールの飯豊山

 多分、アレがゴールの飯豊山だと信じたい・・・(-∧-)

大嵓の神様、かなり懺悔いたしましたので、そろそろお許し下さいませ(-∧-)

 

 

宝珠山

 宝珠山の頂上でパラパラを踊っておりました♬

私は、カビカビな感じの風貌になっておりました♬

宝珠山は、飯豊山の展望がとても良くてお気に入りの一座になりました!

 

飯豊連峰テント泊縦走で飯豊山登山とルートの様子

石転ビ雪渓

 石転ビ雪渓が綺麗ですね!

今度登る時は、アッチから飯豊連峰をテント泊縦走したいものですね!

ただ、石転ビ雪渓は崩落することがあるので、登山で利用する場合は要注意ですよね!

落石も多いですしね。

 

 

宝珠山はかなり尖がっています

宝珠山は、かなり尖がっていますね~!

綺麗な山容にジェラシーを感じてしまいました(?)

大変な登山になりましたが、飯豊連峰を感じられる時間となり、疲労感よりもニヤニヤのが強い感じでした(笑)

 

 

飯豊山が楽しみな登山者

お~!アレが良いで山ですね!!

長く辛い行程でした!!

そりゃ~オモザック担いでパラパラも踊りたいくなりますよね!!

 よ~やく大嵓尾根の呪いから解放されそうですね(笑)

飯豊山が楽しみです!

 

 

飯豊山の標高は2,105m

よっ!飯豊山!!

飯豊山の標高は2,105mでございます。

よ~やく飯豊連峰凶悪大嵓尾根ルートを攻略できて安堵の瞬間でした!

 飯豊連峰テント泊縦走の1つの核心部が終了ですね!

 

 

明日歩く飯豊山連峰方面の景色

明日歩く飯豊連峰方面の景色でございます!

雲があっても癒しな稜線であることが分かりますよね!

 

 

飯豊山山頂付近は結構寒かった

明日の期待が膨らみます(´∀`*)

風が冷たく、飯豊山山頂付近は結構寒かったです。

 

 

テント場である飯豊山本山小屋

 今日のテント場である飯豊山本山小屋が見えてきました!

本日の幕営地でございますが、平らな部分がないような・・・。

 

 

 

美味い料理に飯豊山本山小屋のテント場は風が強い

飯豊山本山小屋にテントにを張って、一日の疲れを癒してみました!

料理長がいると、美味い料理にありつけて、ぶくぶく太ってしまいます(笑)

 それにしても飯豊山本山小屋のテント場は風が強いですね~

ペグ張りはシッカリセットした方が良いですよ!

 

 

飯豊山本山小屋の水場

 飯豊山本山小屋の水場は、テント場から歩いて5分くらいです。

60代男性!って感じの勢いで、少し待たされます。

でも、冷たくて美味しいお水でした!!

よ~やく飯豊連峰テント泊縦走の初日を終える事が出来ました・・・。

いや~ゲッソリとはこの状況のことを言うんでしょうね(苦笑)

 

まとめ

天気が少し微妙でしたが、明日の期待が膨らむ飯豊連峰の稜線がチラチラ見えて、ワクワクしてしまいました!

 

それにしても飯豊山の大嵓尾根がかなりの曲者で、テント泊装備で登るところではないと悟りました。

 

かなり登り応えがあるルートですので、何度もくどいですが時間に余裕を持って臨んでください!

 

また、夜中は風が強く、結構寒い感じでしたが、雲の切れ間から見える星空がとても綺麗でした。

 

さ~明日以降、どんな飯豊連峰の景色が待ってくれているのか!!

 

次回中編に飯豊連峰テント泊縦走は続きます!!

 

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 飯豊山最高峰の大日岳~梅花皮小屋~北又岳~門内小屋でテント泊をした中編の記事になります!

 

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2021年の7月にダイグラ尾根を下山しました!

その時のルートの様子について詳しく書いてますので、登山の参考になれば幸いです!