アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の日記です。

滑落した人が目の前に落ちてきた!秋の西沢渓谷滑落事故の顛末。(後編)

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 無駄に引っ張ってしまい申し訳ございませんm(__)m

 

前回(前編)の続きです!

 

 

◎滑落現場周辺の地形図です。

※赤丸が私達で、紫色の星周辺が滑落地点で、矢印の感じに滑って落ちてきました。

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◎前編は下記リンクです。

aohige0718.hatenablog.com

※今回の事故の年月を調べたら、2008年10月中旬でした。

前編で10年位前と記載してますが、正確には8年前の出来事ですので、訂正いたします。

 

も~時効だと思いますし、読んでいただければ分かると思いますが、あまり良い内容でもなく、思い出したくないのもあって今まで書きませんでした。

 

 

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※今回の舞台になった、新緑の頃の西沢渓谷です。

 

 

更に進んでいくと、50代~60代位のご夫婦の登山者?(格好からすると観光客かも?)が向かってきたので、事の顛末を説明し携帯電話を貸してもらえないか尋ねました。

 

すると、

 

「なんでお前に貸さなければらないんだ。不注意で滑って落ちたのが悪いんだろ。仲間ならお前が何とかしろ。」

 

と、凄い剣幕で怒鳴ってくるではないですか。

 

まさか、そんな事を言われるとは思わず、かなり驚いてしまいました。

 

こいつにお願いしても埒があかないと思い、

 

「私の仲間ではない。無理なら結構です!」

 

と、怒鳴ってしまいましたf^_^;

 

今思うと、私も頼んでおきながら「大人気ない」ですよね・・・


若気の至りってやつですね~~。


隣に居た奥さんが、小さな声で謝ってきましたけど、ま~貴方も同罪ですかね。

 

 

「なんで関係ない私がこんな目に遭わなければならんのだ。」

 

と、思いながら走り続け、次に会った方は

 

「携帯忘れた。」

 

その次の人は、

 

「他人に貸したくない。」


との事で、冷たい連中ばかりでした。

 

その後も何人かとすれ違ったんですが、も~頼むのも面倒なんで・・・

 

よ~やく登山口付近にある「お土産屋さん」に着き、事情を説明すると、

 

「なんだよ。また事故かよ。いい加減にして欲しいんだよな~。迷惑なんだよ。」

 

と、またまた冷たい対応でしたf^_^;

 

ただ、「固定電話」を貸してくれたので、その点は有難かったです。

 

119番通報すると、既に救助の連絡がされておりました。

 

その時は分からなかったんですが、残って看病していた同僚の話から勘案すると、に携帯電話を貸してくれなかったと思われる人物が、先に通報したみたいです。
※ボーダーフォンだったかな。珍しくそっちは電波が繋がったみたいです。


第2通報者」と言うことで、同じ事故なのか、違う事故なのかを確かめないといけないとの事で、名前住所、事故の状況、滑落者との関係などを根掘り葉掘り聞かれました。

 

やり取りをした結果、

 

「救助ヘリが向かっている。地上からも向かっているが、街から遠いのでとても時間が掛かる。」

 

との回答でした。

 

連絡がついたので戻ることにしたんですが、水もお金もなく、喉がカラカラで死ぬ思いで帰還しました。

 

往復2時間の道のりを水なしで歩くのは、ちょっと難しいですよね。

 

事故現場に戻る途中にヘリが到着し、木々の隙間から滑落した女性を引き上げているのが見えたのでホッと致しました。

 

ヘリとは言え、通報を受けてから1時間以上経ってからの到着なんで、山の中で事故が起こると、直ぐには救助が来ません。

 

滑落し、怪我してから2時間は経っているので、緊急を要する場合は手遅れですよね。

 

事故現場に戻ると、ヘリから降りて来た隊員と、ご家族の方(2人(両親?)居て、もう1人は付き添いの為、怪我した女性と一緒にヘリに乗ったそうです)、第一通報者と思しき3人で色々と話をしてました。

 

家族の方が、しきりに第一通報者と思しき人に頭を下げ、「ありがとう、ありがとう」と感謝している姿が見えました。

 

今まで看病し、一部始終を見ていた同僚も蚊帳の外だったんで、

 

「時間もアレだし、も~行こう。」

 

となりました。 

 

歩き出そうとすると、1人のおばちゃんが家族の方に向かって叫びました。

 

「ねーねーあなた、この方(私の事)は登山口まで走って連絡しに行ってくれたのに、お礼も無いの?」

 

結局、滝の音で聞こえなかったみたいで、お礼のひとつもありませんでした。

 

ま~何も無くてもエエんですが、骨折り損のなんちゃらでございます。

同僚の方も、お礼の1つもなかったそうです。

 

通報するなら、なんであの時携帯電話を私に貸してくれなかったんだろ?

未だに答えが出ません。

 

ま~私の事を「不審者」とでも思ったのかも知れませんね。

 

毎朝、鏡に映る自分の姿を見ては「絶望」しているので、その気持ち、分からんでもないですが・・・(苦笑)

 

その後、先に進み昼飯を食べていると、さっきのおばちゃんが追いつき、私達に話し掛けてきました。

 

「あなた達が一番の功労者なのに、誰も分かってないわよね・・・私は褒めてあげるから。これ、食べて。」

 

小さなチョコと袋に入ったお煎餅をいただきました。

 

嬉しかったな~♡も~少しアレなら惚れてしまったと思います(笑)

 

同僚の話だと、このおばちゃん、事故現場から少し先の所を歩いていたものの、凄い悲鳴が聞こえ、引き返してくる途中に、私の走り出す後姿を見ていたそうです。
※おばちゃんの携帯電話も圏外で繋がらず。

 

結局、「2次通報者」だったこともあり、消防や警察等から後日問い合わせも無く、そのまま終了となりました。


次の日?だかに、地元の新聞に載ったそうですが、も~興味も無く読むことはしませんでした。


そんな感じなんで、女性の怪我の具合も分かりません。

 

滑落の原因は、写真撮影に夢中になり、道を踏み外して滑って落ちてしまったそうです。

 

その当時、滑落があった場所の斜面側に手すりやロープが付いてなかったんですが、現在はシッカリあるので、事故後設置したんだと思われます。

 

私も写真撮影が好きなんで気持ちが痛いほどわかるんですが、歩きながら撮影したり、崖の近くで撮影中に体勢を崩して・・・とかもありますから注意が必要ですよね。

 

今回は、滝壺の近くで木々がなく、ヘリが現場まで簡単に近づけて収容できたからこそ早かったですが、それが上手くいかなかったら事態はさらに深刻だったと思います。

 

我々が現場から立ち去る直前に、街から駆け付けた救急隊員が到着したので、ヘリが駄目だったら病院まで何時間かかったか想像できません。

 

この女性、事故に遭われて災難だったと思いますが、もし、あの時勢い余って滝壺に落ちてしまっていたならば、さらに深刻な状況だったと思うので、その点はラッキーだったと思います。

 

2次災害になりますので、あの流れの早い滝壺に飛び込んで、救助しようとは思わなかったと思います。


結局、この影響で我々の行程もかなり遅れてしまい、1日の計画が全てくるってしまいました。

 

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私は、「人間嫌い」と公言しているんですが、今回の件が1つのキッカケです。

 

他人なんて当てにできませんし、世間は思った以上に冷たいもんです。

 

山好きに悪い人はいない」とかよく聞きますが、とんでもない!!

 

全てとは言いませんが、一定の割合で悪い人間がいるのが登山者です。

 

お土産屋さんの対応もそうですが、地元の方は冷めた目で我々登山者を見ております。


西沢渓谷は、入念に登山道に鎖やロープが設置されているので、それだけ事故が多いんだと思います。


普段、山歩きをしない観光客も来るところですから、ま~想像できますよね。

 

今回の件で、

 

「何かトラブルがあっても自分で対応できるスキルと体力を身につけよう。」

 

と、心に誓いました。

 

山登りをしている方にとっては当たり前の話ですが、あの当時の私にはその気持ちがありませんでした。

 

 

「自己完結できる装備と知識(技術)と体力が、貴方にはありますか?」

 


私にとっても耳が痛い問いかけなんですが、啓発をこめて書かせていただきました。

 

少しでも事故が減って、登山者のイメージが良くなって欲しいよな~って願わずに入られない今日この頃です。

 

も~滑落事故現場で救助のお手伝いはしたくありませんが、また現場にかち合ってしまったならば、面倒臭いことは重々承知で駆けつけてしまうと思います。

 

困っている人が目の前にいるのに、手を差し伸べない、そんな冷たい人間にはなりたくないです。

 

今回、冷たい対応をした貴方達。

 

将来、貴方が「事故の主役」にならないと本気で思っておりますか?

 

主役になった時、周りの人間が誰も助けてくれなかったら、貴方はどのように思いますか?

 

事故に遭いたいと思っている人なんて一人も居ません。

 

「困った時はお互い様!」の精神を忘れたくないもんですよね!

 

 後味の悪い、滑落事故の顛末でした。

 

長々とした記事を最後まで読んでくださり、誠にありがとうございました。

 

aohige0718.hatenablog.com

 

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※ヘリで救助できず苦労した滑落事故の目撃・体験談です。

 

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 ※人知れず滑落し、遭難した後は・・・を書いてみましたので、良かったらご参考に!