アオヒゲ危機一髪♪ 樽の中身は何だろう!?

登山と写真撮影が大好きな「自称爽やかなオジサン」の日記です。

滑落した人が目の前に落ちてきた!秋の西沢渓谷滑落事故の顛末。(前編)

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今までの人生において、目の前で滑落事故の目撃と、救助のお手伝いを2回ほど経験しているんですが、今日はもう1つの出来事を書きたいと思います。

 

登山を始めて15年チョット経つんですが、ここ数年は、年間60日前後登っております。

 

単純計算で、1,000日位は山の中に入っていると思われるんですが、それで2回の滑落事故の目撃・救助のお手伝いは、多いのか少ないのか意見がわかれるところですよね。

 

ちなみに、私自身は滑落して大きな怪我をした事はありません。

※小さな怪我はある。

 

また、クマに襲われたこともありませんが、お金を拾った事は何回かあります。

 

あと、「登山地図」や「カメラ」、「スマホ」、「ストック」、「お弁当」等、色んな物を拾った事が有ります。

 

山の中は、「宝の山」だと思い、下ばかり見ながらいつも登っております(笑)

 

 

今回の滑落事故が、生まれて初めての救助経験だったもので、色々とパニックになり大変でした・・・

 

滑落とか救助は、自分には関係ないと思っていたんですが・・・。

 

前回書いた「丹沢山塊での滑落事故の顛末」は、下記リンクになります。

aohige0718.hatenablog.com

 ※こちらの方が、今回よりも内容が詳細だと思います。

 


事故現場は、山梨県にある紅葉や新緑がとても綺麗で有名な「西沢渓谷」でございます。

 

日本名瀑百選」に選ばれている、「七ツ釜五段の滝」をはじめ、綺麗な滝を多く見ることができ、一周約5時間ほどで歩ける感じなので、ハイキングシーズンになると凄い賑わいになります。

 

ただ、少し危ない所が何ヵ所かあり、観光気分で臨むには少し厳しいコースでもあります。

 

西沢渓谷の詳細は、下記リンクが分かりやすいので、添付しておきます。

 

「観光地」と言う事も有って、まさか「滑落事故」に遭遇するとは夢にも思っておりませんでした。

 

<西沢渓谷情報サイト>

山梨市観光協会

 

<ガイドマップ>

http://www.yamanashishi-kankou.com/sozai/asobu/nature/nishizawa002.pdf

 

 


今から10年位前になるんですが、写真好きの会社の同僚と2人で出没した時でございます。

 

紅葉が最盛期の時期だったので、かなり混むと思い、少し早く駐車場から出発いたしました。

※西沢渓谷の写真を撮り終わったら、奥秩父の「長瀞渓谷」へ行く予定でした。

 

これが功を奏し、ハイキングしている方もまばらで、かなり快適に写真撮影をする事が出来ました。

 

メインディッシュである、「七ツ釜五段の滝」の手前にある、「三重の滝」で写真を撮っていた時でございます。

 

※「三重の滝」の場所です。

 


登山道の上の方から

 

 

「ガサガサガサ~~!!!」

 

 

と、木々を掻き分ける大きな音が聞こえ、それと同時に

 

 

「キャッ、キャッ~キャ~~~~~!!!」

 

 

と女性の大きな悲鳴が小刻みに聞こえてきました。

 

凄い切迫した悲鳴だったので、

 

「なんだこの音?登山道に熊でも出て襲われたのかな?大丈夫か!?」

 

と思い、我々2人にも緊張が走りました。

 

木々を掻き分ける音がどんどん大きくなり、それに比例して女性の悲鳴も大きくなってきたので、

 

「上で何が起こっているんだ?」

 

と、気になり、二人で見上げながら様子をうかがっておりました。


すると、斜面から凄い勢いで30代前後の女性が尻餅(仰向け)をついたような状態で、私達の目の前に滑り落ちてきました。

 

地形図に少し加筆してみたんですが、赤丸が私達で、紫色の星の地点が滑落地点で矢印の感じに滑り落ちてきました。

 

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地形図を読める方なら直ぐ分かるかと思いますが、斜面の最後が3~5m前後キレ落ちており、かなりのスピードが出ていたので、着地の衝撃音が凄い音でした。

※地形図からすると、斜面を20~30mは滑っているのではないかと思われます。


むしろ、あと少しで三重の滝の滝ツボに落ちてしまうほどの勢いだったんですが、なんとかギリギリの所で止まった感じです。

 

不謹慎ながら、我々の上に落ちて来なくて本当に良かったです。


連鎖して、拳よりも大きな石が落ちてきたので、危うく巻き込まれるところでした。

 

呆気にとられながらも、腰と首、後頭部を強く打っていることが容易に想像でき、直ぐに女性のもとへ駆けつけました。

 

話し掛けると意識はあるものの、受け答えが全然出来ない状態で、口からかなり血を流しており、どんどん顔色が真っ青になってきました。

 

名前を聞いても答えられず、うめき声だけ発しておりました。


直ぐに「これはヤバイ!!」と察し、携帯電話で119番通報いたしました。

 

すると、2台とも電波が圏外(私と同僚はdocomo)で連絡がとれず、電波がある所を色々と探したんですが、結局見つけられませんでした。


今なら繋がるのかも知れませんが、あの当時は本当に電波が弱く、圏外の地域が多かったですよね。

 

「こりゃ~駐車場の近くにある「お土産屋さん」まで戻らないと連絡がとれんな~」


となり、同僚が看病し、私が走って駐車場まで戻る事にしました。

 

途中で女性のご家族(?)の方とすれ違ったので、

 

「救助の連絡をしに駐車場まで戻ります。」

 

と伝え、一生懸命走り出しました。


戻るといっても、コースタイムで1時間位の道のりなんですが、私も急な出来事でパニックになってしまい、大事な「」と「携帯電話」、「財布」を忘れてしまいました。

 

何故か「登山地図」を握りしめて私は走っていたんですが、なんででしょうかね?

 

今でも謎の行動なんですが、人間パニックになると、良く分からん行動をするんでしょうね!

 

火事の時に、ヤカンや枕を持って逃げるのと同じなんかも知れません。

 

地図はあるものの、途中で携帯電話を忘れた事に気づいたんですが、戻る時間が勿体無いので先に進む事にしました。

 

これが大失敗でした!

 

暫く進むと単独の登山者がコッチに向かって来るのが見えました。

 

「女性が滑って怪我をしてしまったんで、電話を貸してもらえませんか?」 
 
とお願いいたしました。 
 
その方は快く貸してくれたんですが、やっぱり電波が入らず諦める事にしました。 
 
 

更に駐車場の方へ進んで行くと、ご夫婦の登山者?(格好からすると観光客かも?)が向かってきたので、事の顛末を説明し携帯を貸してもらえないか尋ねました。

 

少し長くなってしまったので、続きは次回の後編にさせていただきます。

aohige0718.hatenablog.com